「ネット個人間取引拡大
　　ヤフーが新サービス
　　競売市場　1兆円に迫る
　　　2012年9月12日　日経新聞　2面」


インターネット上で消費者同士が商品を売買する「個人間取引」が
広がっているそうです。


競売などの個人間取引はリーマンショック後の消費の落ち込みや
決済をめぐるトラブルの懸念から一時縮小傾向にありました。

しかし、サイト運営会社が補償サービスや偽造品のチェックを
強化し、中古品を求める消費者意識の変化などで再び拡大に
転じたようです。


インターネット大手、ヤフーは10月から商品を固定価格で取引
できるサイト、「ヤフー！バザール」を立ち上げる予定です。

衣料品や電気製品のほか、家事代行といったサービスも含め
26分野の商品が対象になるそうです。

出品者は売りたい価格を設定してサイトに掲載、利用者は先着順で
商品を購入できます。

「ヤフー！オークション」よりも競りがない分だけ手続きは簡単に
なり売買の時間も短縮、競りの確認後の当事者間のメールのやり
取りも省けるため手続きは大幅に簡素化されるようです。

スマホ向け専用アプリを使えば、最短30秒程度で出品できる
気軽さも売りのようです。



個人が出品できる通販ではアマゾンジャパンのマーケットプレイスが
先行しています。

配送などをアマゾンが請け負うことで取引量を拡大しており、
直販の2倍の品目数を販売しているとのことです。


・景気の低迷で個人所得が伸び悩んでいること

・震災後のエネルギー問題などから環境への意識が高まっていること

・若い世代を中心に、中古に対する許容度が高まっていること

など、今後も「中古」というキーワードがいろいろなビジネスで
広がっていきそうな気がします。






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