「留学したくない　4割
　　2011年12月5日　日経新聞　23面」


リクルートが今年大学に入学した7500人に留学希望の有無を尋ねた
ところ、「したくない」が全体の40.4％を占め、「したい」の
32.8％を上回ったそうです。

特に理系男子は希望無しが49.2％で希望あり20.3％の2倍以上に
上り、海外への関心の低下が深刻な状況にあるとのことです。


留学を望まない理由が

　費用が高い　　47.9％
　外国語が苦手　44.3％
　治安が不安　　29.4％
　就職活動に影響が出る　4.1％

となったそうです。

FPとしてはお金を理由に可能性を諦めるという若者の考え方は、
現実的というよりも少し残念な気がします。

今年大学に入学した世代は景気のいい時を知らずに育ってきた
ゆとり世代です。

お金を用意することにはじめから諦める傾向があるのかも
しれません。

実際に、大学進学を諦める理由のトップがお金（76.3％）
というデータもあります。

関連記事：「大学進学断念、お金で76.3％」


一方で、就職が厳しい中、積極的に海外進出を考える企業が求める
人材は留学経験があったり語学が堪能な人だったりします。

関連記事：「就職難に勝ち抜く方法」
　　　

そうした環境を整えてあげることができるかどうか、親の経済力の
差がそのまま子供の人生の差になってしまいそうで、少し残念
ですね。


若者には、お金なんかなくても何とかする方法がないか考える
逞しさとしたたかさを持ってもらえたらうれしいですね。




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