2012年04月09日

家庭で判断できる、救急車を呼ぶ基準を策定

家庭で判断できる、救急車を呼ぶ基準を策定

「その症状、119番は必要?
  家庭向け判断基準 消防庁
   2012年4月8日 日経新聞 30面」


もしも家族の具合が突然おかしくなり、苦しそうにしていたら
あなたはとっさに何を考えますか?

病院に連れて行く?

救急車を呼ぶ?

相手が大切な人であるほど、ピンチの時にはテンパってしまう
かもしれません。


総務省消防庁は、高齢化の進展などで救急医療への要請が高まる中、
重症患者を医療機関に速やかに搬送できるよう、家庭で緊急搬送の
必要があるかを判断する基準を設ける方針を決めたそうです。

大規模な事故現場などで治療の優先順位を判定する「トリアージ
(緊急度判定)」の手法を家庭にも取り入れ、救命率の向上に
役立てる目的です。


近年では、救急車出動件数が増加しており、中には緊急でない出動も
多くなっているようです。

もちろん、救急車やスタッフの数には限りがあるため、症状に適した
対応を取らないと緊急性の高い重症患者の搬送に影響が出る恐れが
あります。


新しく設けられる基準の例では、家庭での自己診断により

  ・胸が締め付けられる感じがある
  ・手足が冷たい

などといった項目をチェックし、一つでも該当すれば「緊急度が高い」
と判断して119番通報してもらうそうです。

家庭で判断できる、救急車を呼ぶ基準を策定

そうした項目に一つも当てはまらない場合は、さらに

  ・深呼吸によって胸が痛む
  ・熱がある

などの項目も確認し、いずれも該当しなければ「緊急度は低い」と判断。

自力で医療機関を受診してもらうようです。


FPとしても、家庭のリスクマネジメントを考えると、病気=保険と
言う構図になりがちですが、なにかあったときの事を考えると
こうした緊急時のマニュアルをしっかりと準備しておくことは
重要であると感じます。


これからはお客様へのアドバイスの際、こうした危機管理についても
ご提案するように心がけたいと思います。


家庭で判断できる、救急車を呼ぶ基準を策定



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