2012年01月05日
子供が就職できなかったら、いつまで養う?
「子の自立遅れ 不安大きく
2012年1月4日 日経新聞 17面」
前回の記事に引き続き、日本経済新聞社がインターネットを通じて
全国の男女1000人を対象にアンケート調査を行った内容です。
大学卒業後の就職状況は依然厳しく、親の不安も大きいとのこと。
これからの時代、引きこもりやニートなど子供が就職しないまま
ずっと親世代の負担となり続けることは困難となっていくでしょう。
子供の経済的な自立が遅れれば、親の老後資金の準備ができなくなる
恐れもあります。
初めて子供を持つのが30歳以上という母親が約半数になるという
現状もあり、今後は親世代の高齢化が進むことも懸念されています。
例えば35歳で子供を産み、その子が大学を卒業してすぐ就職したと
してもその時点で親の年齢は57歳、就職できずに大学院にとなると
59歳となり、一般的な定年まで時間がないことは明白です。
ここに住宅ローンの返済などが加わった上、収入が伸びないという
事態になると老後のための蓄えをすることは非常に困難になります。
こうした状況は家庭ごとによって条件が違いますが、少し時間を
取って自分のライフプランをチェックしてみれば簡単に分かります。
今は余裕があっても、余裕があるうちにどれだけ頑張っておかないと
いけないか気づくことはとても大切です。
アンケート調査で、「もし子供が就職できなかったら、親はいつまで
子を養うべきか」を尋ねたところ、47%が「大学や短大、専門学校を
卒業するまで」と答えたそうです。
また、期限を切らず「経済的に自立できるまで」と考える人も
18%いたそうです。
家計を圧迫する教育費は「削れない」と答える家庭が38%と最も多く
子供のための費用は不況の中でも”聖域”とされているようです。
一方で当の子供は家計について知らされていないのが実情のようです。
家計の現状について知らないと解答した子供は、
社会人 51%
大学生 62%
高校生 71%
小学生以下 94%
だったそうです。
お金のことは親子の間でもなかなか話しづらいことかもしれませんが、
中学、高校生くらいになれば理解力は十分にあるはずです。
家族で家計について話し合う時間をとれたら、家計の運営だけでなく
子供の教育のためにも有効ではないかと思います。
FPとして、そんなプログラムを作れたらいいかもしれません。
研究してみたいと思います(^^ゞ
子育て世代応援中!(^.^)/~~~詳しくは こちら
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Posted by FP-Dai at 13:05│Comments(0)
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