2015年01月04日
1月1日から変わる制度 相続税増税・高額医療費負担増・NISAが便利に
「きょうから負担こう変わる
相続税 非課税枠が4割縮小 首都圏は対象者2倍も
高額医療費 高所得、負担重く
NISA 口座変更可能に
2015年1月1日 日経新聞3面」
年が変わり、様々な制度も1日から変更になります。
昨年中ニュースでも取り上げられる機会が多いものでしたが、いくつかを
改めて確認してみましょう。
●相続税の増税
増税、というと税率が上がったように感じますが、実際には税率よりも
控除額が減ることで税金を納める対象が増えることがポイントです。
相続税は生前に蓄えた財産に対して課税されますが、何でも税金を掛けたら
残された家族が暮らしていくのが大変になってしまいます。
ですから、「この金額までは税金を掛けませんよ」と許してくれる部分
(控除)あるのです。
これが、昨年より4割も減少されるということで、今まで相続税を納める
必要がなかった人まで対象になる事になります。
具体的な例だと、夫が亡くなり、相続するのは妻と子2人の合計3人の
場合、
・2014年中の相続 8000万円まで非課税
・2015年以降の相続 4800万円以上は課税
ということになります。
土地などの資産をお持ちの方は、評価額は高いけれど現金がないケースも有り、
税金を収めるためのお金を準備しないといけなくなります。
うちは大丈夫、というご家庭も今一度確認しておく必要がありそうです。
●高所得者の医療費負担増
病気で治療費が高額になってしまった場合、払えなくなってしまっては
困るので一定の金額以上は健康保険が負担してくれる、という制度があります。
高額医療費制度とよばれるものですが、収入によって自己負担する金額が
変わっています。
これが、年収約770万円を境に、それ以下の人は変更が無いのですが、
それ以上の人は一ヶ月の負担額が
・2014年まで 15万円+医療費連動部分
・2015年以降 16万7400円+医療費連動部分
と、1万7400円引き上げとなります。
さらに年収約1160万円以上だと25万2600円と10万2600円も増えることに
なります。
金持ちはたくさん払えるんだから払え、というのも分かりますが、
必死で頑張って高所得を得ている人達からすれば、普段の社会保険料も高い上
利用するときにも高くなるのはどうかと感じるかもしれません。
社会の制度はみんなで支えるものですから、もしもサボって社会保険料を払わず
医療サービスだけ受けるという人が増えたら、あっという間に破綻してしまいます。
みんなが力を合わせて制度を維持していくべきでしょう。
●NISAの使い勝手が便利に
制度変更、と言うと増税や負担増など負の部分が多いように感じてしまいますが
こちらは良いニュースです。
株式などの運用益が一定額以内、一定期間以内で非課税となる少額投資非課税制度
(NISA)。
昨年までは証券会社などの金融機関を決めて口座を開設したら、4年間は別の
金融機関には変更できない、というルールでした。
このルールから、金融機関は口座獲得合戦を繰り広げていましたが、金融機関に
よって選べる金融商品が異なるため、「とりあえずA社で作っちゃったけど、
やっぱりB社に変えたい」なんてことも起こりえました。
これが、今年からは出来るようになります。
それ以外にも、非課税となる対象の投資額が増額されたり、20歳未満の子供用の
口座も開設できるようになったりと便利になっていくようです。
様々な制度のポイントを抑えて、しっかり備えておきたいですね。
人気記事 「日本の若者、病んでない?アジア10か国調査」
「いい保険ほど販売中止に、保険選びはしっかりと」
「すきま時間にネットで副収入、150万人」
「ボロボロの廃屋が取り壊されない理由とは」
「住宅ローン、審査が厳しくなり借りれなくなる?バーゼル規制強化」
「東京ディズニーリゾート、入場料値上げ」
「浜松市役所前の地下道工事、事業費1億4千万円」
「そんなことある?年収545万円でも借金1億円超」
「最低金利更新、なぜ住宅ローン金利が下がるのか」
「たばこを吸う?吸わない?その差は300万円」
「年金未納40%は誤解?払わないと大変なことに」
保険の窓口 浜松 ほけんの窓口 浜松市 静岡 浜松市 保険ショップ
浜松・静岡で保険選び
ファイナンシャルプランナー FP-dai
中立な立場で住宅ローンの相談ができる・・・
「30年後も笑顔」を目指す、浜松市のファイナンシャルプランナー
相続税 非課税枠が4割縮小 首都圏は対象者2倍も
高額医療費 高所得、負担重く
NISA 口座変更可能に
2015年1月1日 日経新聞3面」
年が変わり、様々な制度も1日から変更になります。
昨年中ニュースでも取り上げられる機会が多いものでしたが、いくつかを
改めて確認してみましょう。
●相続税の増税
増税、というと税率が上がったように感じますが、実際には税率よりも
控除額が減ることで税金を納める対象が増えることがポイントです。
相続税は生前に蓄えた財産に対して課税されますが、何でも税金を掛けたら
残された家族が暮らしていくのが大変になってしまいます。
ですから、「この金額までは税金を掛けませんよ」と許してくれる部分
(控除)あるのです。
これが、昨年より4割も減少されるということで、今まで相続税を納める
必要がなかった人まで対象になる事になります。
具体的な例だと、夫が亡くなり、相続するのは妻と子2人の合計3人の
場合、
・2014年中の相続 8000万円まで非課税
・2015年以降の相続 4800万円以上は課税
ということになります。
土地などの資産をお持ちの方は、評価額は高いけれど現金がないケースも有り、
税金を収めるためのお金を準備しないといけなくなります。
うちは大丈夫、というご家庭も今一度確認しておく必要がありそうです。
●高所得者の医療費負担増
病気で治療費が高額になってしまった場合、払えなくなってしまっては
困るので一定の金額以上は健康保険が負担してくれる、という制度があります。
高額医療費制度とよばれるものですが、収入によって自己負担する金額が
変わっています。
これが、年収約770万円を境に、それ以下の人は変更が無いのですが、
それ以上の人は一ヶ月の負担額が
・2014年まで 15万円+医療費連動部分
・2015年以降 16万7400円+医療費連動部分
と、1万7400円引き上げとなります。
さらに年収約1160万円以上だと25万2600円と10万2600円も増えることに
なります。
金持ちはたくさん払えるんだから払え、というのも分かりますが、
必死で頑張って高所得を得ている人達からすれば、普段の社会保険料も高い上
利用するときにも高くなるのはどうかと感じるかもしれません。
社会の制度はみんなで支えるものですから、もしもサボって社会保険料を払わず
医療サービスだけ受けるという人が増えたら、あっという間に破綻してしまいます。
みんなが力を合わせて制度を維持していくべきでしょう。
●NISAの使い勝手が便利に
制度変更、と言うと増税や負担増など負の部分が多いように感じてしまいますが
こちらは良いニュースです。
株式などの運用益が一定額以内、一定期間以内で非課税となる少額投資非課税制度
(NISA)。
昨年までは証券会社などの金融機関を決めて口座を開設したら、4年間は別の
金融機関には変更できない、というルールでした。
このルールから、金融機関は口座獲得合戦を繰り広げていましたが、金融機関に
よって選べる金融商品が異なるため、「とりあえずA社で作っちゃったけど、
やっぱりB社に変えたい」なんてことも起こりえました。
これが、今年からは出来るようになります。
それ以外にも、非課税となる対象の投資額が増額されたり、20歳未満の子供用の
口座も開設できるようになったりと便利になっていくようです。
様々な制度のポイントを抑えて、しっかり備えておきたいですね。
人気記事 「日本の若者、病んでない?アジア10か国調査」
「いい保険ほど販売中止に、保険選びはしっかりと」
「すきま時間にネットで副収入、150万人」
「ボロボロの廃屋が取り壊されない理由とは」
「住宅ローン、審査が厳しくなり借りれなくなる?バーゼル規制強化」
「東京ディズニーリゾート、入場料値上げ」
「浜松市役所前の地下道工事、事業費1億4千万円」
「そんなことある?年収545万円でも借金1億円超」
「最低金利更新、なぜ住宅ローン金利が下がるのか」
「たばこを吸う?吸わない?その差は300万円」
「年金未納40%は誤解?払わないと大変なことに」
保険の窓口 浜松 ほけんの窓口 浜松市 静岡 浜松市 保険ショップ
浜松・静岡で保険選び
ファイナンシャルプランナー FP-dai
中立な立場で住宅ローンの相談ができる・・・
「30年後も笑顔」を目指す、浜松市のファイナンシャルプランナー