2012年02月04日
円高でもガッツリ稼ぐ商社、海外投資収益1兆円
「商社、海外投資収益1兆円
資源事業 実を結ぶ
貿易主導変換、円高追い風
2012年2月3日 日経新聞 1面」
三井物産、三菱商事など大手商社7社が2012年3月期に海外子会社など
から受け取る配当金が1兆数百億円に達し、過去最高になる見通しです。
この10年で貿易業務から事業投資で利益を上げるモデルに転換した
効果が表れたとのことです。
同期間の海外への投資額は7社合計で3兆円を超える見通し。
配当金の内訳で最も多いのは海外の油田、ガス田、鉱山などの
資源権益からの収入だそうです。
海外での電力インフラ関連への出資も収益源になりつつあり、今後は
水道、食品関連の海外投資も収益を生むと見られています。
商社といえば、貿易などに伴って売買される商品の取引を仲介する
ビジネスですが、各企業単位でグローバル化が加速したため、
商取引ビジネスは限界に直面しました。
商社各社は生き残りをかけ、海外での事業投資に力をいれ、その
成果が出てきたというわけです。
円高で投資力も高まり、欧州危機で割安な売却物件が出ていることも
背景にあります。
日本は2011年に輸入が輸出を上回り、31年ぶりに貿易赤字と
なってしまいました。
これは、ものづくり大国日本としては大きな転換期を迎える可能性が
ある一大事です。
関連記事:「貿易赤字に転落した日本の行方は」
国全体が赤字になると、今の欧州危機のような状況にもなりかねず、
私たちの生活にも大きく影響してきます。
海外子会社からの配当金の増加が続けば、日本の経常収支を下支え
する要因になります。
貿易は赤字だけど、他の収入で黒字になる、ということです。
円高、というと悪影響の要因とばかり捕らえられがちですが、
円高を利用してしたたかな戦略を立てている企業もたくさんあります。
関連記事:「医療機器、M&Aで競争力増強」
「ユニクロ、コンビニ、小売・外食産業も海外進出加速」
リスクとリターンは表裏一体、どちらを利用するかはあなた次第
というところでしょうか(*^^)v
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Posted by FP-Dai at 10:19│Comments(0)
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