2011年08月14日
日本企業、韓国へ 産業の流出に拍車
「日本企業 韓国へ
低い法人税・FTA魅力
工場建設など投資相次ぐ
2011年8月14日 日経新聞 9面」
日本企業が生産・開発拠点を韓国に設ける動きが相次いでいる
ようです。
東レが炭素繊維の工場を着工したほか、JX日鉱日石エネルギーは
石油化学製品の工場建設を決めたそうです。
炭素繊維は日本勢がシェア7割を握る「虎の子」として日本中心で
生産されてきました。
これらの産業があえて生産を韓国に移すのは、韓国政府が税制や
自由貿易協定(FTA)などで企業にやさしい投資環境を整えて
いるからのようです。
「電気代や労務費、税金などを勘案し世界一競争力がある工場が
建設できると判断した」(東レ白覚社長)
震災による電力不足や、世界不安による円高、高い法人税、
労働規制、環境規制、FTAの遅れなど、企業がさらされて
いる経済環境はさらに厳しくなりつつあります。
今まで企業の海外進出というと、中国、アジアなどに向けて
安い労働力で生産コストを抑える、いわば比較的単純作業的な
工業の進出、というイメージが強かったのですが、高度な開発力、
製造技術が必要になる分野の産業も、いよいよ海外に移りだす
機運が高まっているのではないでしょうか。
海外進出、というと聞こえはいいかもしれませんが、産業の
海外避難、海外流出であることが深刻な問題に思えます。
願わくば、政局が早く安定して「国の将来」を整える体制に
移ってほしいものですね。
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Posted by FP-Dai at 14:55│Comments(0)
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