2011年04月17日
世界からの支援864億円
「国家退場はあり得るのか
2011年4月17日 日経新聞 3面」
コラム的な解説記事から。
国連によると、今回の震災後に日本に寄せられた義援金と物資は
13日までの合計で864億円となり、日本は今年、世界一の援助
受け取り国になる見込みだそうです。
中には、マダガスカル、ルワンダ、タンザニアなど国民所得が
1日1ドル台という国や、税上の安定しないスーダンやアフガニ
スタンなどの国も義援金を送ってきたようです。
「日本は派手さはないが援助という形で国際社会に貢献してきた。
貧しい国々はそれに報いて義援金を申し出ている」という解釈も
見られます。
世間の情けが身に染みる、大変ありがたくもうれしいお話し
ですね。
国家財政はこれからも厳しくなる一方ですが、だからと言って
簡単にODAを削減しよう、という事でもないのかもしれません。
世界からこれだけ同情と注目が集まっていますが、一方で期待を
大きく裏切ることも起こっています。
原発事故の問題です。
技術的な信頼が低下したことよりも、きちんと事情を説明、報告
出来なかったことが問題で、我が国のことながら情けない限り
です。
日本の政治的な信用がさらに低下し、外交力が一段と弱まる
可能性も懸念されています。
危機対策は、ピンチでもありますが、誠意をもって対応できれば
逆に信頼されるチャンスでもあります。
お役所体質の最も不得意とする分野でしょうが、そんなことを
言わずに強いリーダーシップでこの国を導いていただきたいものです。
日本が、世界中から信頼され、尊敬される国になれたらいいですね。
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Posted by FP-Dai at 15:58│Comments(0)
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