2012年08月28日
在宅医療強化で家庭のリスク増加?
「在宅医療に地域責任者
7000人病院依存脱却へ
2012年8月27日 日経新聞 1面」
厚生労働省は住みなれた場所で医療や介護のサービスが受けられる
体制を整えるため、中核となる人材を組織化するそうです。
今年度中に全国で7千人以上の責任者を配置し、地域の実情に応じた
24時間体制の在宅医療や介護を実施する計画です。
高齢化などにより、今後も入院が必要な患者数は増加することが
想定されています。
入院できる患者数が限られている現状を踏まえて病院に頼りすぎる
体質を改め、サービスの効率かも狙うようです。
実際に「在宅」が普及するとどうなるでしょうか。
患者の立場からすると、住み慣れて落ち着ける環境で療養することは
ありがたい環境になるかもしれません。
費用面でも、もしかしたら入院より低負担となるかもしれません。
関連記事:「終活、自宅で最期を。在宅、介護体制拡充」
しかし、看病する家族への負担と考えると、いいことばかりでは
なくなるでしょう。
親の面倒を見るために、それまで働いていた妻が仕事ができなく
なったり、収入が減ってしまったりということはよくある話です。
特に少子化が進み、一人っ子同士の夫婦の場合、4人の親がそれぞれ
病気になるリスクがあり、負担は大きくなることが予想されます。
親世代、子世代と数世代にまたぐリスクマネジメントが必要になりそうです。
また、ご相談の多い「医療保険」の考え方も変わっていくかもしれません。
入院日額○万円、というスタイルの保障では、入院しなければ給付金を
受け取れないため、在宅を想定した準備は別に必要になりそうです。
やはり、オールマイティに対応できる預金などの財産を形成する
ことがますます大切になってくるでしょう。
関連記事:「貯蓄や投資を増やす人増加、17年ぶり高水準」
もちろん、そうしたリスクに対応する新しい保険も登場する可能性は
十分ありますが、それまでに病気になってしまったりすると加入できない
可能性も有ります。
保険に頼りすぎるのもよろしくないのかもしれませんね。
関連記事:「入院日数抑制で医療保険のニーズも変わりそうです」
「医療費値上げ?診療報酬改定でどう変わる?」
「どの病院に行くか迷わないようにするには」
「混合診療禁止は適法、保険制度の見直しも求める」
「高額医療費、自己負担額引下を検討」
「少子高齢化で社会保障の現役依存は限界」
「健康保険料値上がりで手取り収入が減る」
「製薬会社の動向が家計に影響を与える」
「乳がん治療、温存6割」
「健保組合、保険料上げたのに赤字に」
「ネット生保の保険料が安いとは限らない」
保険の窓口 浜松 ほけんの窓口 浜松市 静岡 浜松市 保険ショップ
浜松・静岡で保険選び
ファイナンシャルプランナー FP-dai
中立な立場で住宅ローンの相談ができる・・・
「30年後も笑顔」を目指す、浜松市のファイナンシャルプランナー
Posted by FP-Dai at 08:21│Comments(0)
│ニュース