「消費増税控え住宅各社攻勢
　　駆け込み需要狙う
　　積水化学　モデルハウス100箇所
　　ミサワ　　主力商品を全面刷新
　　　2012年9月3日　日経新聞　11面」


住宅各社が消費税増税前に予想される駆け込み需要の獲得に動いて
いるようです。


住宅購入にともなう増税スケジュールは、増税半年前の10月1日までに
契約をすれば現行の5％が適用となる予定です。

そのため、今秋から来秋にかけて受注が１～2割増えると見込まれており、
購入の前倒しを考える消費者に売り込みたい考えです。

関連記事：「住宅購入、増税前駆け込みじわり」


積水化学工業は2012年度にモデルハウスを11年度の2倍の100ヶ所を
新設するそうです。

ミサワホームは主力商品を5年ぶりに刷新し、設計期間も短縮する
ことで増税に合わせたスケジュールに対応できるようにしたようです。

パナホームや大和ハウスなどは用地取得を増やすことで「在庫」を
増やしているそうです。



景気への影響が大きい住宅産業ですが、増税後の反動減も懸念されて
います。

前回増税時には駆け込みで受注が1割増えたものの、翌年の反動減は
2割あり、さらにその翌年も1割減だったということもあります。

政府は住宅ローン減税や住宅エコポイントの活用でこうした波が
起こらないよう検討を始めました。

関連記事：「住宅ローン減税、住宅エコポイント、拡充検討」


家計運営上大きな割合を占める住宅費。

周りの影響に流される必要はありませんが、情報をしっかり集め、
タイミングよく購入することで人生のキャッシュフローは大きな
差が出てきそうです。


家を買うのはまだまだ先、と考ええている方も、情報を集める
努力はしておいたほうがいいかもしれません。






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