「夏の消費　変調の兆し
　　エコカー駆け込み無し
　　クールビズ商戦も不発
　　電力・食品値上げ、重荷に
　　　2012年9月4日　日経新聞　3面」


底堅いとされてきた個人消費に変調の兆しが見えているようです。


自動車販売では予想されたエコカー補助金の駆け込み需要が発生せず、
百貨店の夏商戦も振るわない結果に終わったようです。

エコカー補助金は、前回は補助金残額が増えるにつれ注文が増え、
前年同月比37.7％増を記録しました。

今回もその再現が期待されましたが、実際には「客の動きは鈍い」
という結果だったようです。

7月末で500億円を切った補助金の残額も8月末で240億円残って
いるようです。

しかも、今回のけん引役は車両価格や維持費の安い軽自動車で
あることから、自動車産業全体が受ける好影響は少なかったと
みられています。


一方では猛暑で8月は増収見込みのコンビニエンスストアや、円高で
海外を延ばす旅行業界など、好調な業種もあるようです。


所得の伸びが限られ、電力料金や食料品などの値上げもあるなか、
家計の支出にメリハリが強まっているようです。


大切なお金の使い方、苦しいときこそしっかりと考えたいですね。







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