2012年02月02日
住宅ローン活用術、固定・変動しっかり考えたい

「住宅ローン活用術
低金利、固定で安心
変動、上昇後は注意、返済計画熟考を
2012年2月1日 日経新聞 21面」
家は人生最大の買い物。完済までの道のりが長い住宅ローンは慎重に
返済計画を考えたい。
・・・と、言うことで日経新聞に特集記事が出ていました。
よく、お客様から「住宅ローンは、変動金利がいいの?固定金利が
いいの?」と質問をされます。
この質問に対して、私から「それは固定に決まってるでしょ」などと
回答することはありません。
変動金利、固定金利の仕組みやそれぞれのメリット、デメリットを
説明させていただくと、ほとんどのお客様は、「それなら我が家は
変動(または固定)だね」と、きちんと自分で判断することができる
からです。
しかし、残念ながらすでに住宅ローンの借り入れをしている人でも、
このメリット、デメリットを正しく理解していないというデータも
あります。
住宅金融支援機構が行った平成22年度の民間住宅ローン利用者の実態調査
では、変動型・固定期間選択型のローンを借りている人の約3割から4割に
当たる人が、「理解しているか不安」または「よく(全く)理解していない」
と回答しています。
そして、こうした金利変動リスクのある住宅ローンを利用している人は、
全体の実に75%に上ります。
変動型の住宅ローンの利用者が多いのは構造的な問題もあります。
関連記事:「家を買う時なぜフラット35を勧められないのか」

現在の低金利の水準であるのなら、全期間固定金利を検討しない理由は
ないと思うのですが、意外と早い段階で候補から消えてしまうのです。
もちろん、検討するのと実際に利用するのは別ですので、内容を
理解して判断することが大切ですが、私の昨年の相談実績では
約8割の人が全期間固定金利を選択されています。
変動金利を借りても安全な人は、
・将来返済額が上がっても支払が可能な、余力の多い人。
・いざとなったら返済できる、預貯金が多い人。
・返済期間が10年程度と短く、元本を早く減らせる人。
などがあげられます。
一方で、
・固定金利だと毎月の返済額が厳しいが、変動金利なら返せる
という人は、一度金利が上がり始めるととたんに家計が苦しくなる
ため、大変危険です。
「そんなこと言って、しばらく金利は上がらないでしょ」
とお考えの方もいるかと思いますが、以下の関連ニュースを読んで
ご判断いただきたいところです。
関連記事:「国債ピンチ、利回りが上昇してイタリアと同水準になる」
「貿易赤字に転落した日本の行方は」
「日本国債、中国より信用できない?」
「国の借金922兆円、国民一人当たり722万円」
「人口減少、50年後には働き手が半分になる」
私のお客様の場合は、ほとんどの方がそうですが「家を買うことで
家族の安心を手に入れたい」という思い(コンセプト)があります。
大きなリスクを背負って不安なまま何十年もローンの返済をすることが
はたして目的に合っているでしょうか。
日本版サブプライムローンなどというニュースが将来出てこないことを
祈りたいですね(~_~;)
子育て世代応援中!(^.^)/~~~詳しくは こちら
関連記事:「2011年新築住宅着工数、2年連続で増加」
「省エネ住宅は住宅ローン減税上乗せ、税優遇拡大」
「一生涯安心して暮らせる住まいを考えたい」
「老朽化マンション、建て替えしやすく」
「二世帯住宅人気上昇中、子供世帯からの希望増」
「中古住宅購入時に金利優遇政策フラット35S適用」
「例によって先送り?社会保障改革」
「中古ライフスタイルが新しく」
「空き家が増えてモッタイナイ」
保険の窓口 浜松 ほけんの窓口 浜松市 静岡 浜松市 保険ショップ
浜松・静岡で保険選び
ファイナンシャルプランナー FP-dai
中立な立場で住宅ローンの相談ができる・・・

「30年後も笑顔」を目指す、浜松市のファイナンシャルプランナー

Posted by FP-Dai at 08:25│Comments(0)
│ニュース