2011年06月23日
政局混迷、日本国債海外で信用力低下中

「国債の保証料率が上昇
信用力低下、政策空白嫌う
2011年6月23日 日経新聞 5面」
海外投資家の間で、日本国債の信用力が低下しています。
国債などの信用リスクを反映するクレジット・デフォルト・
スワップ(CDS)市場で、日本国債の保証料率がじりじりと
上昇している=信用力は低下している、ようです。
原因は、政局の混迷が嫌気されていることとみられています。
市場では社会保障関連費の膨張や震災の復興支援費用で
国債増発が避けられないとの懸念が強いそうです。
政府がまとめている、社会保障と税の一体改革も、決定力不足に
加え政局の混乱でスケジュールはどんどん押している状況です。
日本国債はほとんどが国内消化されているため、海外投資家
などの影響を受けにくく安全、と言われる方もいます。
しかし、これから団塊世代が老後生活費のために貯蓄を取り崩し
たり、景気の低迷が長引いたり、企業が海外移転(進出)を加速
させたりなど、国内の財産は減っていく傾向にあるのは避けられ
ないでしょう。
そこに更なる国債の増発が重なれば、国内消化の安全神話も
崩れかねません。
日本最大のアキレス腱、「政治」の力が世界から問われています。
危機感が一番薄いのは、我々日本人かもしれません。
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Posted by FP-Dai at 13:33│Comments(0)
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