「高速料金一転　安堵と戸惑い
　　休日1000円・無料化実験　6月中止
　　船・バス　客足回復に期待
　　観光地　　予約数半減も
　　　2011年5月1日　日経新聞　9面」


高速道路の料金見直しが決まりました。

休日上限1000円の割引制度と全国37路線50区間での料金無料化が
6月中に無くなります。

一言でいうと、昔の料金に戻る、という事のようです。


高速道路については、民主党の目玉政策としてマニュフェストにも
掲げられ、とかく話題になった政策です。

利用者から見れば、それならば遠出をしようかという動機づけになり
実際に利用した人も多いのではないかと思いますが、もともと
「税金の無駄遣い」とか「高速道路だけに偏った優遇はいびつだ」
とか「選挙のための人気取り政策」などという批判も多いところ
でした。

民主党としても、何とか実現したかった政策のはずですが、震災の
影響で見直さざるを得なかったようです。


高速料金については

・全面無料化
　　↓
・毎日2000円
　　↓
・休日1000円、平日2000円
　　↓
・中止

と、見事な迷走ぶりを見せてしまいました。

震災の影響は、この迷走劇からするとむしろ決着のための
「渡りに船」となったのかもしれません。

関連記事：「マニュフェスト、やめようか」


私も個人的には、将来我々が返済しなければならない借金を増やして
まで、高速道路を無料にして欲しいとは思いません。

高速道路料金が昔の制度に戻ったので、がっかりされる方も多い
かと思いますが、以前からあった割引制度は継続します。

休日割引や深夜割引、通勤割引、平日昼間割引など、上手に活用
すれば通常料金の半額で高速を利用することも十分可能です。


これからは、家計にとっても厳しい時代になりそうですが、
交通量が減って少し走りやすくなった高速を賢く利用したいですね。
(*^^)v


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