「投資学ぶ場　活気づく
　　ゲーム大会　暴落体験
　　雇用統計　みんなで秒読み
　　　2012年6月6日　日経新聞　20面」


個人投資家が投資について学ぶ場が増えているそうです。

運用を疑似体験するゲーム大会や勉強会など、金融機関とは直接
関係ないマネーの専門家が主催するイベントが増えています。

浜松でも最近はいくつかの団体が開催しているようです。

「金持ち父さん・・・」の著者、ロバートキヨザキ氏が考案した
キャッシュフローゲームや、FPが作ったつみたて投資ゲームなどが
主流のようです。


ゲームを通じて、投資の手法や考え方、暴落によるリスクなどを
体験することができるため、いきなり投資を始めるよりも知識を
身につけることができます。


投資や資産運用というと、ためたお金を賢く楽に増やす、錬金術的な
響きを感じてしまうのは私だけでしょうか。

投資や資産運用は、家計の運営においてあくまで「手段」の一つに
過ぎません。

「手段」を追求するあまり「目的」を見失ってしまうことも、
よくありますので注意が必要です。

こうした勉強をすることをきっかけに、

　　　・何のために投資を行うのか

という目的について考える時間を是非とも持っていただきたい
ものです。



人生の目的は「お金を増やすこと」でしょうか？

幸せになるためには、お金の「増やし方」よりも「使い方」について
もっと考えてみたら良いのかもしれません。

お金はたくさん持っているに越したことはないのですが、あれば
幸せ、というものでもありません。

カジノで15億円使っても幸せになれない人もいれば、世帯年収が
平均レベルでも実に豊かで幸せな人生を送っている人もいます。

仕事柄たくさんのお客さんとお話させていただく機会がありますが、
幸せになるお金との付き合い方は、お金の「使い方」にあるような
気がしてなりません。

幸せになるお金の使い方を考えることは、自分にとって幸せとは何か
という自分の価値観を深めることに繋がります。

すると、お金はあくまで手段の一つであり、お金以外の行動においても
やるべきこと、やったほうがいいことが見えてくることがあります。


どこまで考えても正解があるというものではないのでしょうが、
物質的に満たされつつある現代で「幸せ」になることを目指すには、
自分なりの「哲学」や「ポリシー」を持つことが大切だと思います。


入り口はどこからでも構いません。

投資や節約を学びながら、結果として考える時間が増えたらいいですね。


ファイナンシャルプランナーという仕事も、単にお金のプラスマイナス
だけでなく、お客様の「幸せ」を引き出せるようになれたらいいと
考えています。

それにはまだまだ勉強、ですね(^^ゞ






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