2012年06月08日
損害保険会社の生命保険がアツイ理由
「損保大手、生保の収益拡大
東京海上など 割安設定で攻勢
2012年6月8日 日経新聞 5面」
損害保険会社が生命保険事業の収益を拡大しているそうです。
損害保険会社系の生命保険会社は、
・東京海上日動あんしん生命
・三井住友海上あいおい生命
・NKSJひまわり生命
などで、昔は損保と生保の相互参入は認められていませんでしたが
金融ビックバンの1996年以降相次いで設立されました。
既存の大手生保は、バブル期に約束した高利回りの契約という
「負の遺産」を抱えていますが、バブル以降にできた損保系生保は
それがないため好条件の保険を販売できる強みがあるようです。
東京海上とNKSJ(日本興亜&損保ジャパン)においては、13年3月期の
利益が国内損保事業を上回る見込みだそうです。
損保系生保最大手のMS&AD(三井住友海上&あいおいニッセイ同和)は
売上高規模でソニー生命、朝日生命を上回り国内生保で6位となり、
総資産も23%増となったようです。
背景には、タイの洪水や震災など自然災害によって損保事業の
収益が悪化したこともあります。
損保各社は、そうした外的要因に左右されづらい「安定的な収入源」
として生保事業をとらえており、今後もさらに生保市場に食い込んで
くることが考えられます。
「タバコをすわない」「血圧が安定している」「BMIが標準体」「自動車の
運転免許がゴールド」など、個人のリスクに合わせた料金設定になる
保険などもこうした会社から積極的に販売されています。
私たち消費者からしてみれば、競争によってより良いサービスが、
より良い価格で提供されるようになればいいですね。
新商品などもこうした会社から良いものが出るかもしれません。
今後も保険業界の動向には注意していきたいと思います。
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Posted by FP-Dai at 11:03│Comments(0)
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