「契約者貸付利息　被災者向け減免
　　大手生保4社
　　　2011年3月17日　日経新聞　5面」


生命保険会社も、被災者救済のための施策を出しています。

日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命の4社は、東日本巨大地震の
被災者に対する契約者貸付の利息を減免すると発表しました。

契約者貸し付けは、保険の契約の中に蓄えられている解約返戻金の一部を
保険を解約せずに「借りる」という形で引き出す制度で、通常は年利
2～5％程度の利息が発生します。

こんなピンチの時こそ保険は解約したくないもの。しかし、手元の資金が
必要になってくると背に腹は代えられず解約して使ってしまいがちです。

契約者貸し付けを使えば、保険も続けながら一部のお金を使うことができる
ため、今回のようなケースでは活用の可能性が高い制度です。

そこで利息も減免されるのであれば、さらに利用の価値も出てきます。

ただし、もちろん解約返戻金がたまっているかどうかが重要ですので、
掛け捨てでほとんどたまらないタイプの保険に加入している場合には
使いたくても使えない、という事になります。

保険には、万一の保障以外にも様々な機能がありますので、こういった時に
今一度内容を確認してみてはいかがでしょうか？


ファイナンシャルプランナー　ＦＰ－dai

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