2011年06月18日
浜松初のカーシェアリングを取材してきました

浜松市で初となるカーシェアリングを取材してきました。
取材の依頼をいただいたのは、はまぞうブロガーでもある
(株)スズヒロの担当の方。
関連リンク:浜松で唯一カーシェアリングを推進する企業のブログ
遠鉄助信駅から北東に歩いて数分の曳馬2丁目の駐車場が
ステーションになっており、新型の日産キューブが停まっていました。
このキューブは福祉車両になっており、助手席が電動で外まで
出てきます。

実際に座らせていただきましたが、これはグレイト!です。
妻の実家でも祖父が体が不自由になっており、義母が抱きかかえる
ようにして車に乗り降りさせていたのを思い出すと、夢のような
装置です。
会員になると全国の「アースカー」の車をシェアできるそうで、
都内にはBMW、名古屋にはGTRなど、旅先でちょっと乗って
みたくなるような車種もあるそうです。
利用方法は、まずは会員登録(入会金3000円、ICカード発行手数料
2500円、ただし今年9月30日まで無料)して自分用のICカードを
発行してもらいます。
インターネットや携帯で空き時間を確認して予約をし、車の
フロントガラスのところにあるセンサーにカードをかざすと
ドアのロックが空きます。

あとはダッシュボードに収納されている鍵で普通に運転すればOK。
ナビもついているので便利です。

気になるコストの方は・・・
スマート会員だと、月会費が800円
時間利用で15分あたり 280円
距離料金が1㎞あたり 15円
となっています。
パンフレット上だと、一か月の乗車時間が7時間(30分を14日)で
走行距離が100㎞の場合、同程度の車を購入して所有するより
月額約5.1万円、年間約61万円の削減となっています。
想定されているのは、毎日常に使うというよりも、スポットで使う
チョイノリの車、というところでしょう。
使用頻度がこの程度でしたら、確かにコストは割安です。
取材していて感じたのは、コストの損得よりも車を利用するスタイル
の方がカギになるということです。
時間単位で予約して利用しないといけないため、計画性が求め
られることや、絶対にいつでも借りられる保証がないこと、時間を
超過してしまうと追加料金がかかることなど、使う側の歩み寄りも
必要になってきます。
現在会員は1名だそうですが、この数日間で3回ほどの利用があり、
使ってみると意外と便利なのかもしれません。
・病院の送迎に福祉車両を使いたい
・夜間子供の塾の送迎だけ車を使いたい
・週末まとめ買いの買い物のときだけ車があればいい
・雨天だけ車を使いたい
・2台目の車の所有をやめてみたけれど、やっぱり時々必要
・転勤が多くてする間を所有しない方が便利
・車を買った方がいいか迷っている
なんていうケースは利用価値アリでしょう。
賢く利用すれば得られるメリットは大きそうです。
夢をかなえるために頑張って貯蓄しようという方、支出が多い
時期になり何とか乗り切ろうという方、よくよく考えれば、
自転車+αでもやっていけるという方、挑戦してみては?
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Posted by FP-Dai at 17:28│Comments(0)
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