2012年05月05日
こどもの日、子供の数31年連続減少

「子供、31年連続減少
1665万人 少子化歯止めかからず 4月時点
2012年5月5日 日経新聞 30面」
最近は毎年お約束になりつつあるニュースです。
総務省がこどもの日に合わせて発表した4月1日現在の15歳未満の
子供の推計人口は、前年より12万人少い1665万人で、統計を遡れる
1950年以降で最も少なくなったようです。
内訳は、男子が852万人で女子が812万人。
子供の数が減るのは82年以降31年連続で少子化の進行に歯止めが
かからない実態が浮き彫りとなっています。
少子高齢化は先進国でほぼ共通した問題ですが、人間はある程度
豊かで安定してくると人口をこれ以上増やさないように抑制する
「自然の力」みたいなものが働いているような気もします。
と、言っておきながらアンケートなどいろいろな統計を見ると、
「経済的にゆとりがあれば子供は複数欲い」
「子供がいる家庭のほうが、子供がいない家庭より次の子供が
ほしいと考えている」
「男性が育児に積極的に参加するようになってきた」
などという調査結果をよく目にします。
「子供を育てること」は、人間にとって本質的に幸せなことである
ことは間違いないと思います。

漠然とした経済的な不安や将来の不透明性から、子供を作ることを
諦めたり消極的になってしまうのは残念なことです。
「将来のために、家計の運営を引き締めていきましょう!」と
訴えるFPの活動も、逆に不安を煽っていることになっていそうで
少し気が引けてしまいます。
「お金」はあくまで道具であって、「お金」が幸せにしてくれたり
守ってくれたりするものでもなければ、絶対的な存在でもありません。
カジノで億単位のお金を使っても幸せになれない人もいれば、
平均的な収入であっても生き生きと人生を楽しんでいる人もたくさん
います。
何をもって「幸せ」とするのか、そのためにどのように「お金」を
使っていくのか、よく考えて行動することが大切ではないでしょうか。
家族が増えるということは、とても「お金」に換えられるものでは
ない「幸せ」だと思います。
FPのスキルが、単にお金のやりくりや資産運用で数値を増やすことを
目指すのではなく、「幸せ」になるためのツールとして広く受け入れ
られるように頑張っていきたいですね。

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Posted by FP-Dai at 18:36│Comments(0)
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