2011年06月26日
2011夏のボーナス使い道調査 家計の節約防衛強まる

「夏のボーナス 本社モニター調査
家計の防衛色 再び強まる
支給額 昨年並み 5割弱
使い道 貯蓄が最も多く
2011年6月26日 日経新聞 13面」
2011年夏のボーナスについて、日経新聞社の日経生活モニターに
登録する読者に対する調査の結果です。
支給額については、昨年と比べ
減る 40%
昨年並み 47%
増える 13%
となり、昨年並みかそれ以上に厳しい水準が続くとの予想が多い
ようです。
使い道について支給額のどれくらいの割合を配分するか答えて
もらい、平均した結果では、
貯蓄 41%
生活費の補填 22%
旅行・レジャー 12%
であり、昨年に比べて金額を増やす割合が最も大きかったのも
貯蓄となり、昨冬の調査でトップだった「生活費の補填」は
増やす傾向は弱まったようです。
つまり、「ボーナスは減るが、貯蓄の割合は増やす」という
防衛色の強い内容となっているということです。
貯蓄の理由として最も多かったのが「将来に対する不安」
でした。
復興構想会議などでも早ければ来年にも増税が見込まれていたり、
日本経済の将来性を不安視していたり、政局の混乱から将来の
ビジョンが見えなかったりと、不安になる要素は枚挙に暇を
もちません。
節約に対する姿勢も、「これまで通り続ける」と「これからする」
をあわせて86%(前年比2ポイント増)となり、「節約モード」が
常態化していることもうかがえます。
気になる貯蓄先ですが、投資を増やすか減らすかを聞いたところ、
減らす人のほうが多いという結果だったようです。
利回りよりも安全性を重視するとの回答も57%と前回より小幅
上昇ながらも冒険しない安全志向の強まりが見て取れます。
将来の不安や心配に対して「とにかく貯蓄」や「どこまでも節約」
という姿勢では、生活に豊かさがなくなってしまいかねません。
不安や将来の問題を見えるカタチにするのは、FPの仕事の第一歩
です。
将来の不安を解消するためにはいくらお金が必要なのか、いつ、
どういった準備をすればいいのか、そのためにはどんなお金の
使い方、増やし方をすればいいのか・・・
節約のために生きる人生から、目標に向かって生きる人生にする
ために、ぜひ一度お近くのファイナンシャルプランナーに相談
してみてください。(*^^)v
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Posted by FP-Dai at 14:24│Comments(0)
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