「医療や介護　生産性低迷
　　全産業平均の6割　賃金も落ち込み
　　経済成長の重荷
　　　2011年2月7日　日経新聞　3面」


管政権が成長のかなめとして期待している医療・介護サービスの
生産性が低迷しているようです。

一人あたりが1年間に生み出す平均的な付加価値（粗利益）は
564万円。このうち、医療・介護で働く人は342万円にとどまる
とのことです。

なぜ低いのかという理由に、

１、参入障壁があり事業者間の競争が乏しく、生産性を高めよう
　　という動機づけが働きづらい。

２、福祉サービスの料金は公定価格が基本で、サービスの差が
　　生まれにくい。

などが挙げられます。

現政権では、高齢化から需要の伸びが期待される医療や介護分野を
起点として経済成長を描いていますが、生産性が低いまま働く
人が増えれば賃金の上昇は期待できません。

社会保障の分野は、単純に経済指標と比較することは難しいとも
されていますが、一部経済学者からは「社会福祉での経済成長は
戦略として誤り」との手厳しい意見も上がっているようです。


とはいえ、医療技術や製薬などの分野は新しい技術が確立
されれば世界がマーケットになるため、是非とも頑張って
いただきたいものですね。

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ファイナンシャルプランナー　ＦＰ－dai

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