2012年06月30日
自分年金は4000万円必要?積極運用する人増加

「90年生き抜く自分年金
50代、運用の常識に変化
2012年6月27日 日経新聞 21面」
日本人の平均余命の延びを背景に、今までの資産形成、資産運用の
常識が変わりつつあるようです。
これまでは、50代以降だと運用期間が短くなり、リスクを取りづらい
ため安全性重視の運用が一般的でした。
しかし、もし90歳まで生きると仮定すると運用期間は短くなく、
逆に長寿による必要生活資金が膨れ上がるため、中高年以降も
積極運用をする人が目立ち始めたそうです。
2010年の日本人の平均寿命は、
男性 79歳
女性 86歳
でしたが、これは0歳から何年生きるかを示したもの。
生存率として見ると、
男性 80歳 59%
90歳 25%
女性 80歳 80%
95歳 25%
となっており、男性の4人に一人は90歳以上、女性の4人に一人は
95歳以上まで生きることになります。
関連記事:「日本人の平均寿命、男性80歳で世界2位に」
老後の生活費はどうなるでしょうか。
あくまで現在の年金制度がそのままの条件で継続していたとすると、
サラリーマンと専業主婦家庭の平均受給額は月額23万円。
最低限の日常生活を送れる金額が月額22万円といわれていますので、
退職金などとあわせれば暮らしていくことはできるでしょう。
しかし、せっかくの人生、旅行や趣味などゆとりのある生活を送れる
金額(月36万円)を目指そうとすると事情は変わります。
年金や退職金では足りなくなる金額を計算してみると、
夫婦が平均寿命まで生きる場合 2680万円不足
夫婦とも90歳まで生きる場合 4060万円不足
となります。

現役のうちから最低限の生活を目標にするのもいかがなものかと
思います。
4000万円、とまではいかなくてもそれなりの自分年金を作る準備が
必要ですね。
一方で、正しくリスクを理解せずに運用に取り組み、失敗する人も
増えているようで、注意も必要です。
関連記事:「分配型投信のリスクを知っている人、17%」
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貯蓄などの現預金以外にも、将来のための資産を作ることを考える
方法もあります。
例えば住宅などの不動産。
しっかりした価値のある不動産を取得していれば、困った時に活用
することも可能です。
自分が住む住宅を売却することなく、住宅を担保に資金を借りる
「リバースモーゲージ」という制度もあり、老後の選択肢を一つ
多く持つことができます。
年金、貯金、資産運用ばかりに気をとられずに、大きな範囲で
財産を作るという発想が必要かもしれません。
住宅取得を考える方は、このセミナーで勉強してみては。

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Posted by FP-Dai at 12:15│Comments(0)
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