2011年05月21日
2015年に消費税10%が必要になる?
「財源不足、15年に10兆円超
政府、一体改革で試算
消費税5%に相当
復興費用でさらに増加も
2011年5月21日 日経新聞 5面」
政府は6月末にまとめる「社会保障と税の一体改革」案に関連し
国の財源不足が2015年に年間10兆円超にのぼるとの試算を公表
する検討に入ったそうです。
・・・試算を公表する検討に入った・・・
公表するかどうか検討しようという記事が公表されたら検討も
何もないような気がしますが、だれもが知っている財政赤字
問題です。
赤字になるのは分かるとして、どのくらいの物なのかという
所が気になりますが、試算の前提として、
・現在検討されている年金・医療制度などの改革を実施する。
・15年度には国の基礎的財政収支(毎年の借金)を半減する。
・20年度には同収支を黒字にする。
という財政健全化目標を達成すると仮定しています。
しかし、
・震災の復興費用は加味されていない。
・地方財政の健全化に必要な費用も加味されていない。
内容になっており、実際にはさらに膨らむ可能性もある
ようです。
以上のような条件での試算の結果、2015年には10兆円の財政
赤字になると予想されているワケですが、この金額は現在の
消費税の5%に相当する金額となっています。
つまるところ、2015年には消費税を10%にする必要があるよ、
という事でしょうか。
増税のための「外堀」をどんどん埋めていこうというような
公表の仕方ですね。
どのみち、いずれは上がるんでしょうねぇ(-_-;)
関連記事:「消費財20%?」
「国の借金924兆円、一人当たり722万円」
「子供・子育て支援新システム(案)」
「家計の貯蓄 5年ぶり1.2%増」
「外来診療 医療費定額上乗せ」
「復興のための新借金 返済方法は?」
「高速道路料金が6月から変わります」
ファイナンシャルプランナー FP-dai
中立な立場で住宅ローンの相談ができる・・・
Posted by FP-Dai at 17:51│Comments(0)
│ニュース