2011年05月10日
震災でアジアが日本株の運用再評価
「震災とアジア 動き出すマネー
日本の高い技術再認識
2011年5月10日 日経新聞 7面」
韓国の大手投信運用会社は4月、日本株で運用するファンドを
設定したそうです。
同韓国の政策金融公社も約76億円の私募ファンド2本を設定し
日本の非上場を含めた部品・素材企業に投資するそうです。
なぜ震災直後の今なのでしょうか?
「不確実性が高い状況こそ投資の好機」ととらえることも
ありますが、「大震災で日本の部品・素材分野の競争力と
企業価値の高さを改めて認識した」という意見もあるようです。
震災復興には最大50兆円の資金が必要になるとも言われており、
日本国内だけの資金では限界があるため海外資金の導入は
欠かせないようです。
震災でアジアマネーが「日本買い」への興味を再び呼び覚まして
いるそうです。
「震災の影響は一時的、日本は必ず立ち直ると思う」として
割安になった不動産に投資を始める香港や上海の投資・運用
会社もあるそうです。
「金融」という枠組みを使って、投資した人もきちんと
リターンを得る形で日本の復興にかかわってもらえることは、
FPとしてもとてもうれしく感じます。
しかし、急激な円高や東京電力株などの急落に乗じて、
投機的な資金が流れ込んだことも事実で、
「震災後、東南アジアのヘッジファンドが東電株で数十億円
かせいだ」とのうわさも広がりました。
短期的な投機ではなくどのようにアジアマネーを受け入れる
のか、震災で日本への関心が高まっている今こそ重要な
時のようです。
日本人も、「日本株ファンド」を考えてもいいかもしれません。
もちろん、長期的資金でお願いします(^^ゞ
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ファイナンシャルプランナー FP-dai
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Posted by FP-Dai at 14:11│Comments(0)
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