「規制緩和9項目
　　重要改革　素通り　農協や空港行政
　　　2011年3月8日　日経新聞　5面」


仕訳でおなじみ蓮舫行政刷新相の「規制仕分け」が終了しました。

政局が混迷する中、何とか頑張ろうとしている感もありますが、
とはいっても保守的な分野の規制緩和はどんどん進めていただきたい
気がします。

規制緩和の方向で挙げられた項目は以下の通り

・訪問看護ステーションの開業要件の緩和

・医薬品や医療機器の審査手続き

・一般医薬品のインターネット販売などの規制

・リチウムイオン電池の取り扱い規制

・酪農の競争力強化に向けた見直し

・大規模野菜生産施設の農地転用基準

・認定農業者制度

・再生可能エネルギーの導入に関する規制

・電気自動車の急速充電器の設置に関する規制


私たちの暮らしにも影響しそうな項目が多いですね。(*^^)v

一方で、農協や空港行政などの重要改革には踏み切れず、議論の対象も
当初から項目を絞って話し合われるなど、政権の弱体化が浮き彫りに
なったとの指摘も出ています。

例えば農協は、金融・保険事業で多額の収益を上げ、本来業務である
農家の経営支援で赤字を出しても放置しがちな経営であるため、
金融・保険事業の分離が論点とされていましたが、ＴＰＰを前に
「農協を刺激すべきではない」との意見もあったようで、各省庁を
抑え込めない政権が弱い、という印象も残りました。


そういえば、最近農協のＣＭをよく目にしますが、金融・保険のこと
ばかりな気がします。

それ（金融・保険）は他にもやってくれる会社がたくさんあるので、
やはり日本の農業の未来に向けて経営資源とエネルギーを注いで
いただきたいと感じるのは、私だけでしょうか(^^ゞ

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