「NPO、都道府県が審査
　　国から移管　政府方針　税優遇、条例で可能に
　　　2011年1月5日　日経新聞　5面」


税金を納めても無駄遣いばかりされているのでは？と不満に思う方、
これからは納税以外の選択肢が増えることになります。

年末に発表された税制改正大綱の一つに、個人の寄付金の「税額控除」
の拡大がありました。

これは、認定を受けたNPOなどへの寄付金について、寄付額の半分程度
を所得税と住民税から差し引けるという制度で、今までの「所得控除」
と選べる方式となります。

今までは一定以上の金額を寄付しないと、自身の税金の優遇は受けられ
なかったため、一般の私たちにとっては無縁の制度でしたが、これにより
政府は個人の寄付を20年までに現在の5から10倍に増やすことを目標に
しています。

ただ、どんなNPOに寄付してもいい、というワケではなく、「認定」
というお墨付きを頂かなければなりません。

これを今までは国が行っていましたが、2012年までに都道府県に移管
する方針を固めた、という記事になっています。

これによって、認定を受ける基準も都道府県や市町村の条例で決めら
れるため、「子育て施設の運営」「国際交流の推進」「介護のための
施設」などそれぞれの自治体が必要と思われるNPOを優遇することが
出来るようになります。


地域でできることは地域で、民間の活力を生かす試みは、私も
個人的に賛成です。各個人が、こういった活動について目を向ける
いい機会にもなるかもしれません。


ところで、会社にお勤めのみなさん、税金っていくら払っているか
どういった計算で払っているかご存知ですか？

これかを機会に、ファイナンシャルプランナー（FP）としても
さらにお金に関する情報を発信していかなければと思いました(^^ゞ


ファイナンシャルプランナー　FP-dai

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