相続裁判、74%が遺産5000万円以下

FP-Dai

2012年06月07日 19:25




「全員遺言時代 間近に
  財産少なくても「争続」の恐れ
  年代問わず準備を
   2012年6月6日 日経新聞 21面」


我が家は財産が少ないから、相続問題なんて関係ない。

そう考える人は多いようですが、手続きや対応を誤れば一瞬にして
「争続」になる可能性が高まっているようです。

相続対策、というと資産家が相続税の納税対策をすることという
印象をもたれるかもしれませんが、一族が仲たがいをせず円満に
暮らしていくための準備、と考えたほうがいいでしょう。


一般的な家庭の場合、財産の大半を占めるのは自宅不動産という
ことになるでしょう。

兄弟が複数人て誰かが継承する場合、もらうことができなかった
人から不満が出る可能性があります。

そんな時、不動産は評価が難しく、平等に相続することは困難を
極めてしまいます。

兄弟同士で子供のころは仲が良くても、家庭を持ち、住宅ローンや
教育費などの負担が重くなると

  「もらえるものは少しでも多くもらいたい」

と考えるようになり、金額の大小より感情的にこじれてしまうようです。

事実、2010年に家庭裁判所で調停が成立した「遺産分割事件」の
74%が不動産を含む遺産額5000万円以下だったようです。


もっとも有効なのは遺言書を作成することですが、70歳以上で遺言書を
作成している人はわずか4%にすぎないそうです。


大切な家族に仲良く暮らしてもらいたいと考えるなら、手間も費用も
惜しまず準備しておきたいものですね。







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