2011年03月30日
高齢者の医療費 現役にしわ寄せ
「国保の加入 2020年度見通し
高齢者4割に迫る
厚労省 現役世代にしわ寄せ
団塊の加入が拡大
2011年3月29日 日経新聞 7面」
少子高齢化問題は今や全ての先進国の悩めるところでしょう。
その中の一つに、医療費制度の行き詰まりがあります。
日本では、病気になった時に安心して医療機関にかかれるように
健康保険という制度があります(説明されるまでもないですね(^^ゞ)
病院に行くときに持っていく保険証、アレのことです。
会社に勤めている人やその家族は、企業ごとにある健康保険組合や
中小企業だと政府管掌健康保険という制度に加入することになり、
自営業や退職後の年金生活者などは国民健康保険(国保)に加入
することになります。
と、いう事は現役を引退するとみんな国保に加入することになり、
高齢化=国保加入者の増加という事になります。
現役の時より、高齢になってからの方が病院にかかること多くなる
であろうことは想像できると思います。
実際に年代別にかかった医療費(年額)を見ると、
70~74歳 53万円
65~69歳 38万円
30~34歳 12万円
25~29歳 9万円
と年代によって大きな差があります。
つまり、高齢者が多く加入する国保は、支払いも圧倒的に多いと
いうことです。
事実、現時点ですでに約170ある国保のうち5割が赤字となって
いるそうです。
「自営業の人は大変だなぁ、サラリーマンでよかった」
などと安心してはいられません。
この赤字になった一部は、現役が加入する健康保険などと負担を
調整する仕組みになっていますし、それでも残った赤字は税金で
穴埋めするという事になります。
行きつくところ、どんな形であれ現役世代が払うことになるのは
避けられないと考えられます。
と、言いながらも負担するのも限界ってものがあるでしょう。
そうなると、
A案、お年寄りが病気にならないよう元気でいてもらう。
B案、お年寄りにももっと負担を多くしてもらう。
C案、両方
などという事が考えられます。
頼むよお年寄り、という事ですが、考えてみると私たちもずっと
先には高齢者になるのですよね(-_-;)
その頃には、もっと厳しい状況になっている可能性も高いと
考えられます。
「病気になっても医者行けねぇ」なんてことにならないように、
医療保険などについてはずっと将来まで見越して加入して
おきたいものです。
関連記事:「お年寄りを救う人、その名は現役」
「自営業の方、保険料上がるかも」
「病気もお金次第の時代になる」
「国民保険料、健康保険、どっちが先?」
「生涯現役プラン」
ファイナンシャルプランナー FP-dai
住宅ローンの相談は・・・
高齢者4割に迫る
厚労省 現役世代にしわ寄せ
団塊の加入が拡大
2011年3月29日 日経新聞 7面」
少子高齢化問題は今や全ての先進国の悩めるところでしょう。
その中の一つに、医療費制度の行き詰まりがあります。
日本では、病気になった時に安心して医療機関にかかれるように
健康保険という制度があります(説明されるまでもないですね(^^ゞ)
病院に行くときに持っていく保険証、アレのことです。
会社に勤めている人やその家族は、企業ごとにある健康保険組合や
中小企業だと政府管掌健康保険という制度に加入することになり、
自営業や退職後の年金生活者などは国民健康保険(国保)に加入
することになります。
と、いう事は現役を引退するとみんな国保に加入することになり、
高齢化=国保加入者の増加という事になります。
現役の時より、高齢になってからの方が病院にかかること多くなる
であろうことは想像できると思います。
実際に年代別にかかった医療費(年額)を見ると、
70~74歳 53万円
65~69歳 38万円
30~34歳 12万円
25~29歳 9万円
と年代によって大きな差があります。
つまり、高齢者が多く加入する国保は、支払いも圧倒的に多いと
いうことです。
事実、現時点ですでに約170ある国保のうち5割が赤字となって
いるそうです。
「自営業の人は大変だなぁ、サラリーマンでよかった」
などと安心してはいられません。
この赤字になった一部は、現役が加入する健康保険などと負担を
調整する仕組みになっていますし、それでも残った赤字は税金で
穴埋めするという事になります。
行きつくところ、どんな形であれ現役世代が払うことになるのは
避けられないと考えられます。
と、言いながらも負担するのも限界ってものがあるでしょう。
そうなると、
A案、お年寄りが病気にならないよう元気でいてもらう。
B案、お年寄りにももっと負担を多くしてもらう。
C案、両方
などという事が考えられます。
頼むよお年寄り、という事ですが、考えてみると私たちもずっと
先には高齢者になるのですよね(-_-;)
その頃には、もっと厳しい状況になっている可能性も高いと
考えられます。
「病気になっても医者行けねぇ」なんてことにならないように、
医療保険などについてはずっと将来まで見越して加入して
おきたいものです。
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Posted by FP-Dai at 00:20│Comments(0)
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