2010年12月19日

生保会社を選ばないと!

「生保運用 国内株離れ 資本規制強化にらみ
  5年で半減、国債シフト 大手9社
   2010年12月18日 日経新聞」


このブログでも、定期的に追いかけているニュースです。

ひとつ前の記事で、振興銀破たんに伴うペイオフが発動され
1000万円を超える預金は概算で75%ほどカットされるという
ニュースを書きました。

金融機関をきちんと選びましょう、という話でした。

銀行でのペイオフは初めてでしたが、生命保険会社はみなさん
ご存じのとおり、過去に8社が破たんしております。

ペイオフではないのですが、その時々で契約者には内容を
削減する措置が取られており、資産系の保険が最大で60%
カットされたという話もあります。

銀行とは違い、生命保険は早期で解約すると不利であったり、
健康状態によっては別の保険に加入できなかったりと、簡単に
取引先を変えることができない傾向にあります。

加入する時に「なんとなく」ではなく、「しっかりと」会社を
選んでおきたいものです。


そんな中、2012年3月から、生命保険会社の財務の健全性を表す
指標である、「ソルベンシーマージン比率」が厳しく見直され
る予定です。

関連記事:
保険会社選びで運命が変わる?
AIG2社売却4000億円

価格変動リスクが大きい株式などに対するリスクを今までの2倍
取ることから、株式の保有が多い保険会社は、今のうちに株を
売却して国債などの公社債などの運用比率を高めています。

そして、株の売却により体力が弱らないようにするため、出資など
により内部留保を高めている、という流れです。

関連記事:
第一生命は大丈夫?
明治安田生命は大丈夫?


しかし、単純に株から債券に切り替えると、現在の国債の利回り
をみても低い水準であることから、運用は厳しくなると予想
されます。

実際の運用が契約者と約束した予定利率を下回る「逆ザヤ」が
発生するリスクも高くなります。
諸刃の剣、ですね(~_~;)


以前、バブル崩壊に伴って生保業界が大きな「逆ザヤ」に苦しんだ
とき、過去の利率が良い契約を解約させて、現在の利率が低い契約
に切り替えさせることで「逆ザヤ」を解消しようとしているのでは、
と、社会的な問題になったことがありました。

今後同様なことが起こらないことを祈りますが、保険は内容や
業界の事情を理解しないと、新規加入も見直しも間違えてしまう
可能性があります。

一度契約すれば長くお付き合いする保険ですから、面倒がらず
ご相談いただくことをお勧めします(*^^)v



住宅ローンの相談は・・・
生保会社を選ばないと!



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